20年以上前の急性心筋梗塞でステントを入れている。そのため毎日バイアスピリン(血液サラサラの薬)を服用しているが、それによる胃粘膜保護のためランソプラゾール(胃酸を抑える薬、以下PPI)も併せて服用している。先日診察のためにかかりつけ医に行くと、胃の症状がなければPPIは毎日服用しなくてよいと言われた。こんなことは初めてだったので薬局で話すと、胃酸の抑えすぎで雑菌やウイルスが胃で死滅せずがんの原因になる場合があるとの説明を受けた。
生成AIに聞くと、「PPI長期服用者で胃がん発生率が高いという観察研究はあるが、PPI自体が胃がんを引き起こすと証明されたわけではない」との答えが返ってきた。2017年の香港での研究ではPPI使用者の胃がんリスクは全体で2.4倍、特に3年以上使用では8.3倍と高率であった。しかしながら、胃酸の減少による発がんは動物実験や観察研究から推測されたもので、人で因果関係が確定したものではないともいう。
良かれと思って服用していたPPIが胃がんの原因だったかもしれないというのは忸怩たる思いだが、なってしまったものは仕方がない。残っている胃でがんが発生しないよう必要最小限の量を使うようにしたい。それにしてももっと早く言ってほしかった。

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